。
美容室は「癒しの空間」や「キレイをつくる場所」というイメージが強いですよね。
でも──長くこの業界にいると、**表には決して出てこない“闇”**が見えてきます。
今日は、美容師として働く私が、あえてその“ちょっと言いにくい話”を公開します。
業界全体を否定するつもりはありません。でも、お客様が正しい選択をできるように知っておいてほしい事実があります。
◆闇①:割引クーポン合戦で“技術の価値”が壊れている
ホットペッパーを中心に、どの美容室も値下げ競争。
これ、実は美容師側もかなり苦しんでいます。
- 「新規1,980円カット」
- 「カラー&トリートメント3,500円」
こういう激安クーポン、裏では…
・時間に追われて丁寧な施術ができない
・単価が安すぎて美容師の給料が上がらない
・サロンは掲載料を払い続け利益が薄くなる
という負のスパイラルが起きています。
“安い美容院が悪い”のではなく、安さに頼らないと集客できない構造が闇なんです。
◆闇②:美容師の給料は「驚くほど」低い
お客様に驚かれる話ですが…
実は、美容師の平均年収は280〜330万円くらいが一般的。
(業界10年以上でも!)
理由は明確で、
- 低単価のクーポン中心の集客
- 長時間労働(1日10〜12時間)
- アシスタント時代の給料は特に低い
この労働環境のキツさから、離職率は全産業の中でもトップクラス。
“人が育たない=技術の質が不安定”という悪循環が続いています。
◆闇③:SNSで「上手そうに見せる」のが簡単すぎる時代
Instagramを見ると、
- 加工しまくったビフォーアフター
- 実際より赤みが消えているカラー写真
- ハイライトやブリーチを“奇跡の仕上がり”に見せる編集
こうした“写真マジック”が当たり前にあります。
お客様は「この美容師さんすごい!」と信じて来店してしまう。
でも実際は…
・写真ほど透明感は出ない
・光の調整で髪が綺麗に見えているだけ
・ハイライトの枚数が写真と全然違う
なんてことも。
SNS時代の最大の闇は、『上手そうに見える美容師』と『本当に上手い美容師』が一致しないことなんです。
◆闇④:トリートメントは“ほとんど宣伝用ワード”
美容室でよく聞く…
- 「髪質改善トリートメント」
- 「酸熱トリートメント」
- 「プレミアム〇〇」
これらは素晴らしい商材も多いですが、実は…
名前は豪華でも、実際は1〜2週間で落ちるトリートメントが多いのが事実。
“髪質改善”という言葉自体、明確な定義はありません。
だからこそ各サロンが好きなように使っており、
効果以上に名前だけが一人歩きしているのが現状です。
◆闇⑤:「売上至上主義のサロン」ほど、接客は雑になる
売上ノルマが厳しいサロンでは、
- 無理なメニュー提案
- 必要以上のホームケア商品の販売
- 同時進行の施術で放置時間が長い
など、**“お客様より売上優先”**になりがちです。
もちろん真面目なサロンも多いですが、
「回転率」「客数」が強く求められるお店ほど、
接客や技術の丁寧さが失われやすい構造は事実です。
◆ではどうすれば失敗しない美容室選びができるのか?
結論はシンプル。
✔ 写真より“実際の口コミ”を見る
→ 加工はできても、リアルな口コミは誤魔化せません。
✔ 値段より“美容師との相性”を重視する
→ 技術より“話が通じるか”が仕上がりの差になります。
✔ トリートメントの名前ではなく、説明内容で判断する
→ 成分・持続性を丁寧に説明してくれる美容師は信頼できます。
✔ サロンの回転率より、“施術に何分使ってくれるか”を見る
→ 丁寧なサロンは時間配分も丁寧です。
◆最後に──「闇」を知ったうえで、良い美容室と出会ってほしい
美容師は本気でお客様を綺麗にしたい、喜んでほしいと思っています。
ただ、業界の仕組みや構造が美容師を追い込み、お客様にも影響を与えているのが現実です。
このブログを通して、
あなたが“本当に信頼できる美容室”と出会える手助けになれば嬉しいです。
もっと深掘りした「闇のテーマ」も書けますので、
続編が欲しければ教えてください!
ご予約・ご相談はこちらから
TEL0359469344
LINE相談ーhttps://lin.ee/W6Ml1RB0
サロン専売商品がネットで買える
https://coconerima.salon.ec
よろしくお願いします