ボブからショートへ — まず押さえる“似合わせ”の基本|hair space COCO 練馬店

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ボブからショートへ — まず押さえる“似合わせ”の基本

ショートが似合うかどうかは「顔の形だけ」ではありません。重要なのは顔のパーツの位置(おでこ・頬骨・エラ)、髪質(細い/太い/量)、頭の形、首の長さ、そして日常のスタイリング習慣です。

カウンセリングで確認するのは主にこれら:

  • 顔型(丸/卵/面長/逆三角)+気になるパーツ(エラ、こめかみ、鼻の存在感など)
  • 髪質と生えグセ(つむじ、ハチ張り、つむじの割れ方)
  • 頭の形(後頭部の丸み、襟足の立ち上がり)
  • ライフスタイル(朝のセット時間、帽子をかぶるか、仕事上の規則)
    これらを総合して「似合わせの軸」を作ります:骨格補正(シルエットでカバー)/パーツ強調(見せたい部分を引き立てる)/個性演出(カラーや質感で魅せる)。

骨格別の似合わせポイント

短くする場合、骨格の見せ方がより強調されるので調整が必須です。

  • 丸顔(丸みを残したくない)
    顔まわりは長めの前髪~サイドラインで縦ラインを作る。トップにボリュームを出し、顔の横幅をそぎ落とす。あごラインをシャープに見せるために襟足はタイトに。
  • 面長(縦を強調しすぎない)
    前髪やサイドにボリュームを設けて横幅を作る。あご下に重さを残す「顎ラインマッシュ」も有効。
  • エラ張り(骨格を柔らかく見せたい)
    サイドの長さをやや残し、顔まわりに柔らかいレイヤーを入れて光を拡散。斜めの前髪で視線を上げる。
  • ハチ張り(頭を小さく見せたい)
    トップから後頭部へ向けたグラデーションで後頭部の丸みを出し、側面は重ためにすることで視覚的に小顔効果。

髪質別の設計とテクニック

同じショートでも髪質で設計が変わります。

  • 細く柔らかい髪:生え際や前髪にレイヤーは浅め、毛先を残して「厚み」を演出。軽くパーマを入れると持ちが良い。スタイリングは軽いワックス+ルーススプレー。
  • 太く硬い髪:内部をしっかりすいて形を出す。グラデーションで重量をコントロール。質感を柔らかくするためにスローパーマやテクスチャーカットを検討。
  • 量が多い:ハチと襟足のコントロールが命。襟足をタイトにしつつトップに高さを出してバランスを取る。
  • 直毛でペタッとする:根元を立ち上げるカットライン、または顔まわりに動きが出るレイヤーで解決。ドライヤーで根元を立てるセット指導を。

カット技術のポイント(プロ向け簡潔メモ)

ボブ→ショートの移行は「重さの移動」を設計すること。

  • グラデーション(後頭部の丸み):後頭部の位置に合わせた角度で重心を上げる。
  • パネル取り:前髪と顔周りは独立したパネルでコントロール。
  • オーバーダイレクション:フェイスラインを引き出したい箇所へ髪を引き出して切る。
  • テクスチャリング:毛先の抜き方(スライシング vs ポイントカット vs レザー)を髪質に合わせて選ぶ。
  • 襟足処理:タイトに決めるかソフトに残すかで印象が大きく変わる。
  • 最終バランスチェックは“両側を自然に下ろしてから”鏡越しに確認。

代表的ショートスタイル3パターン(似合わせ事例)

  1. ナチュラルショート(ソフトグラデーション)
  • 特徴:後頭部に丸み、顔まわりはやや長め。
  • 向く人:顔型を大きく変えたくない人、朝のセットを短縮したい人。
  • スタイリング:根元を立ち上げてワックスでラフに動かす。
  1. マッシュショート(丸み+前下がり)
  • 特徴:丸みのあるフォルムと短め前髪で若々しく。
  • 向く人:卵型〜面長で可愛らしさを出したい人。
  • スタイリング:セミウェットワックスでツヤ感+空気感を出す。
  1. エッジィピクシー(クールで短い)
  • 特徴:耳見せ、襟足タイト、サイドのシャープさがポイント。
  • 向く人:骨格を生かして個性を強調したい人、すっきり見せたい人。
  • スタイリング:ワックス/ポマードで面を作る。スタイリング時間は短め。

移行プラン — ボブからいきなり短くしないための段階

不安な方には段階的に短くする提案を:

  1. ショートボブ(顎〜あご下)→2. あごラインショート(あご〜耳下)→3. ピクシー系
    各ステップで顔まわりのラインを確認しながら進めると失敗が減ります。

スタイリング&ホームケア

  • 朝の時短セット:根元をドライヤーで起こし、少量ワックスで形を決める。
  • アイテム:軽めワックス、マットワックス、スプレーワックス、ボリュームアップミスト。オイルは毛先のツヤ出しに少量。
  • カット周期:ショートは形が命。6〜10週間ごとのメンテナンス推奨(髪の伸び方で調整)。

カラーやハイライトで“似合わせ”を強化

短いヘアはカラーの影響が大きい。顔色補正なら暖色系ハイライト、立体感を出したいなら根元暗め・表面明るめのグラデーションカラーがおすすめ。顔周りに明るいバレイヤージュを入れるとフェイスラインが柔らかく見えます。

カウンセリングチェックリスト

  1. なぜ短くしたいのか(気分転換?手入れの簡単さ?)
  2. イヤな部分はどこか(露出したくない顔幅・エラ等)
  3. 毎日のセット時間と使える道具(ドライヤー・アイロンの有無)

よくあるQ&A(すぐ知りたいポイント)

  • 「顔が丸いけどショートにできる?」 → 顔まわりの長さ調整とトップのボリュームで十分似合わせ可能。
  • 「戻したいときは?」 → 段階的に伸ばすデザインを最初から考えると困りにくい。
  • 「帽子をよくかぶる」 → 前髪やトップの長さを考慮して潰れにくいスタイルを提案。

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