美容院が教える「サロン用シャンプー」と「市販シャンプー」の深掘りガイド、練馬|hair space COCO 練馬店

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美容院が教える「サロン用シャンプー」と「市販シャンプー」の深掘りガイド

こんにちは。美容師の視点で、サロンで扱うシャンプー(以下:サロンシャンプー)と市販のシャンプーの違い、成分の見方、髪質別の選び方、使い方のコツまで丁寧に解説します。お客様が普段使っている“あのシャンプー”が本当に合っているか、一緒にチェックしていきましょう。

1) サロンシャンプーと市販シャンプー——何が違うの?

**大まかな違いは「目的」と「配合バランス」**です。

  • サロンシャンプー
    • 美容師による髪質診断を前提に、髪と頭皮のプロケアを目的として作られていることが多いです。
    • 洗浄成分(界面活性剤)は比較的マイルドなものやアミノ酸系を中心に、保湿・補修成分(ケラチン、加水分解タンパク、オイル類、ヒアルロン酸など)を高配合する傾向があります。
    • pH調整や塩分(海塩や塩化Na)をコントロールして、カラーやパーマの色持ち・持続を重視する処方もあります。
    • サロン専売のため、成分バランスに自由度があり専門的なラインナップが多いです。
  • 市販シャンプー
    • 幅広い層に合う「使いやすさ」やコストを重視。泡立ちや香り、ドラッグストアでの競争力が重要です。
    • 高い洗浄力でスッキリ感を出す製品や、安定した保存性(長期棚持ち)を確保するための成分が使われます。
    • 価格帯やターゲットによって処方は様々で、「低価格帯=強めの洗浄成分」「高価格帯=比較的マイルド」なものもあります。

2) 成分の読み方(押さえておきたいポイント)

成分名は難しいですが、見るべきポイントはシンプルです。

  • 洗浄成分(界面活性剤)
    • 強め:ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na → 泡立ち良く洗浄力強め(脂性肌や頑固な汚れ向け)
    • マイルド:ココイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸TEA → 低刺激でダメージ毛向け
  • 保湿・補修成分
    • ヒアルロン酸、グリセリン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、パンテノール(ビタミンB5)など。ダメージ補修や潤い保持を助けます。
  • シリコーン類
    • ツヤ出しや手触り改善に有効(ジメチコン、フェニルトリメチコン等)。洗い流しにくいタイプは蓄積感が出るため、定期的なリセットが必要です。
  • 防腐剤・香料
    • 市販品は保存を効かせるために防腐剤が強めのことがある。香りは好き嫌いが分かれるポイントです。
  • pH表示(記載があれば)
    • 髪のキューティクルを整えるために弱酸性(pH4.5〜6.0)が好ましいとされています。

3) 髪質・悩み別の選び方

  • ダメージ・乾燥が気になる人
    • アミノ酸系洗浄成分+高保湿成分(パンテノール、加水分解ケラチン)がおすすめ。サロンシャンプーは補修成分がしっかり配合されている場合が多いです。
  • 頭皮のベタつき・皮脂が多い人
    • 洗浄力のある成分でしっかり洗えるものを選び、週に1回くらいはディープクレンジング系を入れると良いです。
  • カラー・白髪染めをしている人
    • 色落ちを抑える低pH処方や、カラー用に設計されたサロンラインが効果的。過度なアルカリ性や強い洗浄は避けましょう。
  • 薄毛・細毛が気になる人(エイジング毛)
    • 頭皮ケア成分(セラミド、育毛サポート成分)を配合したもの、刺激が少ないアミノ酸系がおすすめ。摩擦で抜けることが多いので、低刺激処方が良いです。

4) 正しい使い方のコツ(効果を最大化するために)

  • ぬるま湯で予洗いを十分に(1〜2分)。汚れの7〜8割はここで落ちます。
  • 適量を手のひらで十分に泡立ててから頭皮へ。直接ボトルを髪にかけるとムラになりやすいです。
  • 指の腹で頭皮をマッサージするように洗う(爪を立てない)。
  • 1回洗いで落ちない油汚れは2回洗いOK。ただし乾燥しやすい毛は1回で優しく。
  • 洗い流しは十分に。残留があるとべたつきやフケの原因に。
  • トリートメントは毛先中心に。頭皮につけないこと。

5) 「市販→サロン」に切り替えるときの注意点

  • サロンシャンプーは洗浄力がマイルドで“最初は物足りなく感じる”ことがあります。数週間で髪の調子が変わるので慌てず続けてみてください。
  • シリコーンやオイルの蓄積がある場合は、導入初期にクレンジングを挟むと本来の効果を実感しやすくなります。

6) よくある誤解(Myth vs Truth)

  • 「泡立ちが少ない=洗えていない」 → 泡立ちは成分による。マイルド処方でも十分に洗えます。
  • 「高額=良い」 → 必ずしも。成分と自分の髪・頭皮の相性が重要。
  • 「シリコーンは悪」 → ツヤや手触り改善には有効。使い方次第で良い効果を出せます。

最後に、読者向けにシンプルなアクションを案内しましょう。

「ご自分のシャンプーの成分表を写真で送ってください。どの成分がどう働くか、私たちが診断しておすすめの使い方をアドバイスします。サロンでも髪質診断+お試しトリートメントをご用意していますので、お気軽にご相談ください。」

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