
こんにちは!美容師目線で、白髪対策のカラーをわかりやすくまとめました。白髪を「しっかり隠す」か「自然にぼかして目立たなくする」かで仕上がりもメンテナンスも変わります。まずは違いを押さえて、あなたに合った色を一緒に考えましょう。
1)まずは用語の違い
- 白髪染め(フルカバー):白髪をしっかり染めて「白く見えない」状態にする方法。色持ち重視で、根元のリタッチが必要(目安4〜6週間)。色は暗め〜自然なブラウンが人気。
- 白髪ボカシ(グレイ・ブレンド):ハイライトやローライトで白髪を自然に馴染ませる技術。明るさの差で白が目立ちにくくなり、伸びてきても境目が目立ちにくい(メンテナンス8〜12週程度)。ダメージを抑えられることが多い。
2)白髪ボカシの代表的な技術(短く)
- ハイライト/ローライト:細い束で明暗を入れ、白髪を視覚的に分散。自然な立体感が出る。
- バレイヤージュ・スライシング:顔周りや表面に入れて、顔色を明るく見せる。
- リタッチ+カラー(半白髪カバー):根元はしっかりカバー、毛先はトーンダウンして自然に。
- ヘアマニキュア・酸性カラー:ダメージが少なく表面コーティングで白髪をぼかす場合に有効(色持ちはやや短め)。
3)白髪染めと白髪ボカシ、どっちを選べばいい?
- 毎朝の手間を減らしたい → 白髪ボカシ(伸びても目立ちにくい)
- 白髪が多くて「白が見えるのが嫌」 → 白髪染め(フルカバー)
- 髪のダメージを抑えたい/自然な印象がよい → ボカシ寄り
- ハッキリしたトーンチェンジ(明るく・ファッションカラー)をしたい → ブリーチやファッションカラー+部分的にボカシ(要相談)
4)自分に似合う色の「設定」:簡単ステップ
以下はサロンでの色決めを自分で考えるときの流れ。これを押さえればイメージがブレません。
ステップ1:肌のベース(イエローベース / ブルーベース)を確認
- イエローベース(黄み肌):温かみのある色(キャラメル、ウォームベージュ、ゴールド系)がなじみやすい。
- ブルーベース(青み肌):透明感のある色(アッシュ、グレージュ、ピンク系)が映える。
ステップ2:目の色・眉・普段の服装(カジュアル or フォーマル)を考慮
- 目が茶色で暖かい印象→ウォームトーンが合いやすい。
- モノトーン多めでクールな印象→アッシュ系で統一感を。
ステップ3:髪質・ダメージと希望の持ち(色持ち)を確認
- ダメージが強い→低ダメージ処方(酸性カラーや低アルカリ)やボカシ提案。
- 仕事で明るさ制限がある→ワンレベルの工夫(光の反射で明るく見せるローライト/ハイライト)。
ステップ4:参考カラーを決める(具体例)
- 自然で若々しく見せたい:ナチュラルブラウン(レベル5〜6、やや暖かめ)
- 顔色を明るく見せたい:ウォームベージュ(レベル6〜7) + 表面にハイライト
- 透明感が欲しい:グレージュ/アッシュベージュ(レベル7〜9) — ※白髪が多い場合はカバー力に注意
- 大人の落ち着き:ダークブラウン(レベル4〜5)ローライトで立体感
(※「レベル」は一般的な色相の目安。実際は髪のベース色や白髪の割合で調整します)
5)白髪が多い人への色設定のコツ
- コントラストを下げる:明るすぎる色は白とのコントラストが出やすい。トーンは中間〜やや暗めに。
- 顔周りに暖色ハイライト:顔色がパッと明るく見え若々しい印象。
- 根元はやや濃いめ、毛先を柔らかく:伸びても自然に見える配色。
- ツヤを残すことが大事:ツヤ感は白髪を目立たせにくくする。トリートメントやグロスカラーを併用。
6)メンテナンスとホームケア
- シャンプーはカラー用・低刺激のものを。硫酸系は避けると色もちUP。
- カラー直後〜1週間は高温(熱い湯・長時間のドライヤー)に注意。
- 色持ちを良くするトリートメント(カラーヘア用)を週1〜2回。
- リタッチ目安:白髪染め=4〜6週、ボカシ=8〜12週(個人差あり)。
7)最後に:サロンでの相談ポイント
- 「白髪を完全に隠したい」か「自然に馴染ませたい」かをはっきり伝える。
- 普段のセット時間(短時間で済ませたいか)・メンテ頻度(何週ごとに来れるか)。
- 肌色(黄み/青み)・普段着る色・好きな雰囲気(柔らかい・クール等)。写真があるとイメージ共有が早いです。
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