カットとパーマの組み合わせを深掘ってみる|hair space COCO 練馬店

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【職人直伝】男の「骨格美」を引き出す
シザーカットスタイル×パーマの相乗効果を解剖
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こんにちは、ヘアアーティストののーりです。今日は「切る技術」と「巻く科学」の融合術について、プロ目線でガッツリ語らせていただきます。男のヘアスタイルが単なる「髪型」から「自己表現」へ昇華する瞬間

### ■ 立体造形の核心「ボリュームマトリクス」理論
お客様の頭蓋骨を掌で包み込む時、我々が読み解くべきは「骨格の陰影」。シザースタイルで作り込むベースカットこそが、パーマの巻き上がりを支配する運命のドミノです。

▼ 実践的ポイント3選
・ **トップの断層切削**
デジタルパーマ用に0.8mm幅のレイヤー構築 → 熱可塑性を計算した重量配分

・ **サイドのグラデーションコントロール**
#4→#2の段階的テーパーで頬骨のシャープ感を演出 → 巻き方向に連動する毛流れ設計

・ **襟足のシルエットメソッド**
直線的カット×ルーズな巻きの相反性 → 後頭部の立体視効果

>>ここでプロの嗅覚を刺激する事実:
「日本人の直毛はキューティクル角度45度」→ 酸性パーマ液の浸透速度計算必須

### ■ パーマ選びは「髪質診断」が9割
当店で採用する「毛髪3層診断法」では、メデュラ・コルテックス・キューティクルの状態から最適な薬剤を導出。特に男性の短髪パーマでは「巻きの根元発生率」が成否を分けます。

▼ 巻きパターン選択基準
│パターン │ 適正髪質 │ 持続期間 │ スタイリング │
├─────┼──────┼──────┼───────┤
│コールド │ 細毛 │ 2.5ヶ月 │ 自然放置 │
│デジタル │ 普通毛 │ 3ヶ月 │ ワックス整形 │
│ウォーター│ 剛毛 │ 4ヶ月 │ ドライ完成 │

### ■ 究極の相乗効果を生む「3Dバランス方程式」
当店が開発した黄金比計算式をご紹介しましょう。

【 トップの高さ(cm) × 巻き強度(%) 】 ÷ 顔の縦横比 = 最適スタイル係数

例)身長175cm・面長タイプの場合
→ 8cm(ハイトップ) × 70%(中巻き) ÷ 1.6(顔比率) = 3.5(ナチュラルモード係数)

この数値に基づき、毛先の跳ね角度や鬢の張り出しを微調整。数学的美感が生む「意図的な不揃い」こそ、現代男性に求められるナチュラル感の正体です。

### ■ アフターケアの盲点を斬る
「パーマ持続」と「ツヤ感」を両立させる当店秘伝のトリートメント法:

1. 洗髪後、タオルドライ状態で「キューティクルロック処理」
(ヒアルロン酸配合ローションを毛流れ逆方向に塗布)

2. ドライヤー前に「熱可塑型プロテインコート」
(220℃の熱で活性化する保護膜形成)

3. 朝のスタイリング時は「湿潤記憶ジェル」使用
(湿度50%以上で自然に形状復元)

現代男性のスタイルは、もはや「セットした感覚」を消し去る技術競争。我々美容師に求められるのは、計算され尽くした偶然をデザインする能力です。次回は「ビジネスパーソン向け超速スタイリング術」について解剖します。

サロンでお会いできる日を、楽しみにしております。

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【監修】
Coco練馬美容室 チーフスタイリスト
日本ヘアデザイン協会 認定講師
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