2026年の美容キーワード「疎水化」とは? 秋雨前線で髪が広がる人は、髪が「親水性」になっているサイン?【練馬】|hair space COCO 練馬店

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こんにちは。東京・練馬駅1分の美容室、hair space COCOの美容師
秋雨前線の影響で、「朝はきれいにセットできたのに、外に出たら髪がうねる」「湿気で広がり、毛先がパサつく」「縮毛矯正をしているのに、以前よりまとまらない」。
このようなご相談が増える時期です。
今回は、2026年の美容ケアで注目したい**「疎水性・親水性・疎水化」**という考え方を、髪の構造とダメージの関係から深掘りします。
ただし、最初に美容師として大切なことをお伝えします。
髪が湿気で広がる原因は、親水性だけではありません。毛髪のダメージ、うねりの構造、吸湿、乾燥、カット、施術履歴などが複合的に関係します。
「湿気で広がる=疎水性がほぼゼロ」と決めつけるのではなく、髪の状態を見極めることが、適切な施術の出発点です。

1. 疎水性と親水性の違い。髪は「水との付き合い方」が変わる

まず、「疎水性」と「親水性」を簡単に説明しましょう。

疎水性=水となじみにくい性質。

健康な毛髪の表面には、18-MEAなどの脂質成分が関係する、なめらかで水をはじきやすい構造があります。水分との接触や摩擦を抑え、髪同士の整った動きを助ける役割があります。

一方、ダメージによって毛髪表面の脂質やキューティクルの状態が変化すると、表面の親水性が高まることがあります。

イメージするなら、新品の撥水加工された生地と、表面の加工が傷んだ生地の違いです。

疎水性が保たれた髪 親水性が高まったダメージ毛
水となじみにくい 水となじみやすくなる
表面がなめらか 摩擦や引っかかりが増えやすい
ツヤ・指通りを維持しやすい パサつき・広がりが目立つことがある
湿気の影響を受けにくい場合がある 湿気でうねりや広がりが出やすい場合がある

ただし、疎水性があるから雨の日に絶対広がらないわけではありません。髪の内部構造や元々のクセ、ダメージの程度も大きく影響します。

2. 秋雨でまとまらない根本原因は?夏のダメージを見直す

9月・10月の髪は、夏の負担が積み重なった状態かもしれません。

紫外線、海水、プール、カラー、パーマ、ドライヤーの熱、摩擦、乾燥。

これらが重なることで、髪の表面や内部に変化が生じます。

特に注意したいのが、次のような連鎖です。

**紫外線・薬剤・熱などのダメージ ↓ キューティクルや表面脂質の変化 ↓ 水分との関係や摩擦特性が変化 ↓ 湿気によるうねり・広がり・まとまりの低下**

たとえば、カラーやパーマなどのアルカリ処理は、毛髪表面の18-MEAを失わせる要因として研究されています。表面が親水化すると摩擦が増え、指通りやまとまりにも影響する可能性があります。

ここで大切なのは、「夏のダメージがある人は全員、疎水性がゼロ」ということではない点です。

ダメージの種類と程度を見ずに、一律の施術をするのは危険です。

3. 18-MEAとは?髪の表面を守る「天然の撥水コーティング」

ここから少し専門的な話です。

**18-MEA(18-メチルエイコサン酸)**は、髪のキューティクル表面に結合している脂質成分です。

難しく聞こえますが、例えるなら「髪の表面に備わった、なめらかさと撥水性に関わる薄い保護層」。

この成分は髪の摩擦を抑える働きにも関係しています。カラーなどのアルカリ処理で失われると、表面が親水化し、摩擦が増えることが報告されています。

ただし、18-MEAだけが髪の疎水性を決めるわけではありません。キューティクル最外層の構造や、その他の表面成分も関係します。研究では、18-MEAが失われても直ちに完全な親水化が起こるとは限らず、洗髪や日常的な負荷が重なることで表面特性が変化する可能性が示されています。

だからこそ、髪の状態を「傷んでいる・傷んでいない」の二択で考えるのではなく、表面の状態と内部の状態を分けて観察することが重要なのです。

4. 2026年の疎水化ケア。酸性ストレートとの関係

最近注目されている「疎水化」は、ダメージ毛の表面に働きかけ、撥水性や摩擦特性を改善する考え方です。

ここで、縮毛矯正・酸性ストレートとの関係を正しく整理しましょう。

酸性ストレートだから18-MEAを絶対に失わない、というわけではありません。酸性系の施術でも、薬剤の種類、濃度、放置時間、熱処理、毛髪の状態によってダメージが起こり得ます。酸性ストレートも含め、施術方法は慎重に選ぶ必要があります。

一方、研究では18-MEAや類似する表面成分をダメージ毛に吸着させ、疎水性や摩擦特性を改善する技術が検討されています。18-MEAと特定のカチオン性成分を組み合わせることで、表面に持続的な疎水性を付与する研究もあります。

つまり、疎水化は単に「酸性の薬剤を使うこと」ではありません。

髪の状態を診断し、必要なストレート施術と表面ケアを組み合わせること。

これが、ダメージを抑えながらまとまりを目指すうえでの基本的な考え方です。

なお、施術後のアイロン温度を140〜160℃に固定すれば必ず疎水化できる、という根拠はありません。適切な温度は、髪の太さ、ダメージ、薬剤、湿潤状態などによって異なります。温度を低くすれば常に安全というわけでもありません。

5. 自宅でできる「疎水性を意識した」ホームケア

サロン施術だけでなく、毎日のケアも髪の状態に影響します。

① コンディショナー・ヘアオイルで表面を保護

植物性オイルなどの油性成分は、髪の表面の滑りや感触を改善する目的で使えます。

ただし、植物性オイルが18-MEAそのものになり、髪の内部に結合して元通りになるわけではありません。

② 洗浄力と洗い方を見直す

シャンプーは「弱酸性なら必ず正解」ではありません。

頭皮の状態、皮脂量、整髪料の使用、髪のダメージに合わせて選ぶことが大切です。洗いすぎや摩擦を抑え、コンディショニングを組み合わせましょう。

③ ドライヤーは距離と動かし方を意識

高温を長時間当て続けるのは避け、髪から適切な距離を保って乾かします。

「140℃以下なら安全」と一律に決めるのではなく、家庭用ドライヤーの温度設定と、髪への熱の当たり方を意識してください。

④ 冷風は仕上げの補助として使う

冷風は髪を整えた後の仕上げに役立ちますが、冷風を当てるだけで失われた18-MEAが再生するわけではありません。

ホームケアは、表面の感触や扱いやすさを補助するもの。ダメージの状態によっては、サロンでの判断が必要です。

6. hair space COCOが大切にする「疎水化」という考え方

美容師歴32年。これまで多くの髪に触れてきて、強く感じることがあります。

髪の悩みは、見た目だけでは本当の原因がわからない。

同じ「広がる髪」でも、クセが原因なのか、ダメージによる水分挙動の変化なのか、表面の摩擦なのか。それによって適切な対応は変わります。

hair space COCOでは、縮毛矯正・酸性ストレートをご希望のお客様に対しても、まず髪の状態を確認することを大切にしています。

  • これまでのカラー・縮毛矯正の履歴
  • 髪の太さ・クセ・ダメージ
  • 湿気による広がり方
  • 自宅でのアイロンやホームケア
  • 目指す仕上がりと髪への負担

こうした情報をもとに、施術内容を考えます。

「疎水化」という言葉だけで、すべての髪が元の状態に戻るわけではありません。

でも、髪の表面や水分との関係を知ることで、今までとは違う視点で自分の髪を理解できるようになります。

秋雨でまとまらない髪を、ただ押さえつけるのではなく、なぜまとまらないのかを一緒に考える。

それが、32年の経験を持つ美容師として、私が大切にしていることです。

まとめ

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これらのキーワードに関心を持った方へ。

髪の撥水性や表面脂質の研究は、ダメージ毛の扱いやすさを考えるうえで重要な知見を与えてくれます。しかし、髪質改善やストレート施術の効果は、薬剤や技術、個々の髪の状態によって異なります。

秋雨の時期に、毎朝のアイロンや広がりに悩んでいる方は、まず今の髪の状態を知るところから始めてみませんか?

hair space COCO(練馬駅1分・予約制)8:00〜23:00

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髪の状態を見極めながら、あなたに合ったケアと施術を一緒に考えましょう。

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